『技適未取得機器を用いた実験等の特例制度』…って、あー文字数が多いな。略して『技適の特例制度』にしましょうかね。
 その手続きは、以下のような流れとなります。

  ①:総務省のサイトから新規ユーザー登録
  ②:本人確認
  ③:開設届出

 詳細な解説はWEB上に多数ありますので、どうぞそちらを。
 いや、解説なんか要らないほど手続きはとても簡単なのですけれどね。

 ひとつだけ、補足的な説明を。
 「②:本人確認」は、WEB上から行なうか、あるいは総務省の窓口に出向く必要があるのですが、コロナ禍の影響により「郵送でも可」という暫定措置がいまのところとられています。
 個人的には、むしろありがたいです。
 WEBからの本人確認にはマイナンバーカードとICリーダーが必要だし。
 総務省の窓口に出向くのも面倒だし。
 それがとりあえず郵送で済むのですから。
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 送る書類にしても難しいものではなく、総務省のサイトからpdfを落として必要な項目を書き込むだけ。
 まあいずれにしても11月までには正式な本人確認手続きを行わなければならないのですが。

 それではワタクシが実際に行なった申請をご披露いたしたいと思います。

 総務省のWEBサイトから新規ユーザー登録の手続きを行ったのは、6月24日(水)。
 書類を作成し、投函したのは翌6月25日(木)。
 普通郵便で千葉から千代田区九段にある「関東総合通信局」への送付だから、翌6月26日(金)には届くはず。
 「と、なると、本人確認済みとなるのは早くても29日(月)あたりかな」
 とか思っていたら、26日(金)の夕方にはすでに反映されておりました。
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 おお、総務省さんってば仕事が速い。
 いや、あるいはこの手の申請をする人なんて、そんなにいないのかな…?

 続きましては「開設届出」ですが、これはWEBからでOK。
 UMIDIGI ONE Proを使い、カスタムGSIの「試験」を行う予定でしたので、「目的」の項目は下記のようにいたしました。

「UMIDIGI One Proを用いたGeneric System Image(GSI)の動作試験」

 するとすぐ、総務省関東総合通信局から「開設届出を受け付けました」とのメールが着信。

 ・開設届出日:2020年06月26日
 ・廃止の期限:2020年12月22日

 有効期間は180日間。ですので上記の期限までに実験を終了し、廃止の届けを出さなければなりません。
 ちなみに、同じ端末であっても別の実験目的で使うならば再度の申し込みが可能だそうです。

 と言うわけで繰り返しになりますが『技適の特例制度』の手続きはとてもカンタン。
 費用も無料だし。
 あ、郵送代84円と封筒代と書類の印刷代はかかりますけど。

(太之輔)